情報カードを時系列で扱う理由 分類は出来ない

3月 25th, 2009 · No Comments · Print This Post Print This Post

PoICでは「時系列スタック法」という手法を取り入れています。
書きこんだ情報カードをDockにそのまま収納してしまう。つまり分類しないのです。

これを知った時、相当な抵抗を感じたました。整理しないという事ですから。。
子供の頃から社会人に至るまで、常に「整理整頓が美、だからお前も常にうまくまとめておけよ」
それまで教わった事だし、自分も当たり前の様に疑いませんでした。

しかしながらうまくいかない・・・。職場だろうが自宅であろうが絶対にうまく整理整頓出来なかったんです。
やっとこさ出来たとしてもすぐに破綻してしまい、元の状態に戻ってしまいました。

私が出会った一冊の本がこの常識を覆しました。「超」整理法 野口悠紀雄著 中公新書(1159)です。
この本はPoIC日本語のサイトでHawkexpress氏が紹介していたので試しにと思い購入しました。

そこには「分類は無駄」とまで言い切っていました。
詳しくは序章1「整理は分類か」「分類の翻弄」(P3~23)を読んで頂ければと思います。

ポイントは個人のファイリングシステムと公のシステム(図書館システム)とでは扱いが違うという点。
もう一点は情報と物の整理は違うという点です。

野口氏は情報は分類出来ないという例として以下の問題点を挙げています。

1・複数属性
「土地」「税」という分類項目を立てた時に「土地課税」の資料はどちらに分類するのか?

2・境界領域
「重要」「「非重要」という区別をした時に判断がつかないものはどちらに入れるのか?

3・タテヨコ問題
「ゴルフが上手い人」「ゴルフが嫌いな人」と分類出来たとする。
しかし「ゴルフが嫌いだがうまい人」が現れるとどちらにも入ってしまう。つまり時間軸が共存してしまうのである。

4・その他問題
どの分類項目にも当てはまらない場合、多くの場合は膨れ上がり収拾がつかなくなる。

*「超」整理法 野口悠紀男著 中公新書(1159)より一部抜粋
以上4つのポイントに言及しています。

なるほど、自宅の本棚を出版社別、ジャンル別、著者別に分けようとしても不可能な訳です。
(ちょっと考えれば無理な事は判るはずなのですが。。)

AでもないBでもない場合は?AでもありBでもある。じゃあどっち?
企業でも個人でも多かれ少なかれこんな状況を改善する為に時間とコストを多く掛けているのではないでしょうか。

情報カードを書き溜める場合でも全く同じ事が言えるのではないかと思います。
分類せずに欲しい情報へアクセスする唯一の手段、それが「時間軸」です。

分類が情報を交錯させる状況より余程ストレスフリーですね。
私にとってはとてもスリリングな(オーバー?)素晴らしい発見でした。

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