多くの仕事術が生産性を高めない理由

8月 15th, 2008 · No Comments ·

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今日はPoICシステムとGTDの事は少し置いておいて、
書籍として出回っている多くの仕事術についてお話します。

そもそも、仕事術とは最少の労力でどれ程の効果が期待出来るのかが、
そのシステムを採用する一番のポイントだと思います。

しかしながら数多くある仕事術を実践して、うまく機能しないが故に
あれだけの膨大な「策」が生まれるのでしょうね。

まだまだ熟読は出来ていないのですが、
この問題を強く喝破(否定?)している書籍があります。
先日も紹介した書籍ですが、「超」整理法 野口悠紀雄著 中公新書1159
という本に、整理=分類ではないとの記述があります。

また、様々な資料や、情報の蓄積を「分類は不可能である」とも言っています。

どういう事かと言うとここでは情報を整理する事にフォーカスしますが、
1つ目は「情報には複数属性が存在する」という点です。
私なりの例を挙げますが、例えば分類する時に「カタログ」という属性と
「参考資料」という属性があったらどちらにファイリングしましょう?

2つに入れれば良いという考えも可能かもしれませんが、
後に追記事項があった場合、それぞれに対処する必要があります。

これでは整理術の為の整理であって欲しい情報へのアクセスは極めて非効率的です。

他にも境界領域という点でも曖昧さが生まれます。
属性の大小、重要、重要でないという部分でグレーゾーンが出来てしまいます。
また縦横分類という問題では、分類軸が複数生まれる事で洩れが生じます。

つまり、殆どの整理術がうまく機能しないのは、
その人が怠惰という理由では決して無く、
システムそのものに問題がある事を知りました。

整理=分類という属性で分けてしまうと、どうあがいても
複数軸が生まれて漏れが生じ、結果的に始めはうまく機能していても
情報が蓄積し続けると遅かれ早かれ破綻してしまうという事です。

そこで野口氏は、分類せずに検索が可能な整理法は
「時間軸」が唯一の存在であるとしています。

この考え方は、始め私も驚愕もしましたが絶対に漏れを生まない、
生ませない唯一の整理法、それが野口氏の提唱する「超」整理法です。

分類しないという一見破天荒な発想は少なからず不安であり、
一種の恐怖さえ覚えてしまうかもしれませんが、この「時間軸」での
情報整理を実践してその効果、というか全ての情報を一元管理出来る強みを知りました。

ある過去の情報にアクセスしたければ
「大体いつ頃だったか?」だけで検索して済むのです。

つまり、時間以外の分類軸が存在しないので、
属性をまたいだ検索をしなくて済むシステムが可能になりました。
PoICインデックスカードとDock ドック
野口氏は本棚を使ってA4の封筒に全ての情報を時系列で
放り込んでいる様ですが、私の場合は全て情報カードに
まとめる事で必要な分の情報にアクセス出来るシステムを組んでいます。

まさに、全てを時間軸で整理するという考え方は、
Pile of Index Cardsシステムの原点とも言える、素晴らしい発想法だなと感じています。

参考書籍:「超」整理法

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Tags: BOOKS · GTD:Getting Things Done